こんばんわ。今日は高卒認定の資格について紹介したいと思います。
高等学校卒業程度認定試験とは?
高等学校卒業程度認定試験(通称:高卒認定試験、高認試験)は以前は大検と呼ばれていました。
平成17年(2005年)から高等学校卒業程度認定試験と名称変更がありました。
大検と何が違うの?
大検から高卒認定に変わったことにより、合格者にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
全日制に通う人でも受講できるように
これは時代背景が大きいと思います。
大検は全日制に通う人には受講資格はありませんでした。
しかし、2000年以降、イジメや貧困など様々な理由で学校へ行けない人がでてきました。
こういった人たちは大学へ進学したくてもできないのが大検でした。
高卒認定試験に変わったことによって、満16歳以上であればだれでも受講できる資格に変わりました。
そのほかにも受講科目が9科目から8科目へ。英語が必須になどの変化もあります。
合格するとどうなるの?

高校を卒業したと同等の学力を有しているとみなされます。
大学へ進学する、仕事をする、公務員試験がうけられるなどのメリットがあります。
例えば、アルバイト1つするにも募集要項に「高卒以上」との記載があります。
過去の私はこの制約のせいで仕事を探すのも一苦労でした。
進学、仕事、国家試験、どれも高卒認定を取ることにより受講可能になり、
自分の将来の可能性も広がってきます。
受講方法
高卒認定試験は年に2回、8月と11月にそれぞれ2日ずつあります。
令和2年についてはまだ発表がありません。
※その後2020年3月度に発表がありました。詳細はこちらの記事に記載しています。
昨年は8月6日、7日に第1回目、11月9日、10に2回目が行われたようです。
試験結果は約1か月ほどで届きます。
関連記事:令和2年(2020年)の高等学校卒業認定試験(高卒認定試験)の日程は?
費用(受講料)は?
受講料は受講科目によって異なります。
3科目以下・・・4,500円
4科目~6科目・・・6,500円
7科目以上・・・8,500円
なんで受講科目が違うの?
高卒認定は必ず1度で全部受からなければいけないということはありません。
1回目に4科目合格して、2回目で4科目合格する。
このように受講する科目を絞って、1度ではなく何度かに分けて受かるように
計画して勉強を進めることが可能です。
また、高校などで必要な単位を取得しているケースは該当の科目が免除されます。
英検などの取得で免除される科目もあります。
免除項目についてはこちらの記事を参考
関連記事:高卒認定試験の免除項目は?
勉強法は?

テキスト・参考書
費用を抑えたいのであればやはり独学が良いでしょう。
高卒認定のテキストなどもAmazonや書店でも販売しているので、ぜひ手に取ってみてください。
※下記テキストがおすすめですよ!
予備校
一人ではどう勉強していいか分からないという方にはお勧めです。
もちろん費用は掛かってしまいますが、フォローもありますので、余裕があったり、親御さんなどサポートをしてくれる人がいる場合、こちらの方が良いでしょう。
アプリ・動画
最近はスタディサプリのようなサービスやYoutubeなどでも勉強可能なので、こうしたものもおすすめです。
高卒認定に合格した有名人
ここからはちょっとライトな話題。高卒認定に合格した有名人です。
紺野あさ美さん
モーニング娘。時代に合格しています。確か第2回の時だったと記憶しています。
そこからアナウンサーになるなんて、ものすごく勉強されたんでしょうね。
ルイ53世さん(髭男爵)
中学時代に引きこもりになり、大学へ入学するために高卒認定を取得したようです。
私と同じようなケースですね。
高梨沙羅さん
インターナショナルスクールに在学していた高梨さんは入学わずか4か月で高卒認定に合格しそうです。
学業を早く終わらせ、競技に集中したかったとのことです。
ものすごい努力と集中力ですね。
旧「大検」の制度では彼女は受講できなかったので、「高卒認定」へ変わったかおかげで受講できるようになったんですね。
横山裕さん、大倉忠義さん(関ジャニ∞)
彼らも中卒でしたが、番組の企画で受験し、見事合格しました。
まとめ
高校を卒業していないというだけでできることが自然と狭くなってしまいます。
それは私も経験をして、身に染みて感じたことでした。
こうした試験があるということを知っていただき、自分の進路に迷ったら一つの選択肢として検討してほしいです。
逆に、こういう資格があるので、高梨さんのように集中して勉強をする。
あとは自分のやりたいことに集中するもよし、今やりたいことを一所懸命やって、必要になれば資格を取得するもよし。
高校卒業していなくても、高卒認定を取っていなくても活躍できる方法はたくさんあります。
まずはどうしたいのか、自分を知ることが一番大切ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。