高卒認定の出会いとそれから

体験談

高卒認定の出会いとそれから

2020年1月26日

前回は20歳までのことを綴った。 今回はその後どうなったかをお話しできればと思う。

突然の出会い

20歳になり一人暮らしをはじめ、ようやく単発派遣(今は違法)の仕事をし始める。
ビール工場のラインの清掃、PC機器の梱包、地図の作成、データ入力。
色々とやった。

そんな中で出会ったのが「高等学校卒業程度認定試験」。
「高認」、「高卒認定」などとも呼ばれたりする。昔でいうところ大検である。

この資格を受かることにより、「高校を卒業したと同様の学力」が認められる。
受けたいと思った。
なぜなら、当時は求人誌を見ても「高卒以上」がほとんどだからだ。
働く場所がない。
少なくとも中学に行かなかったこと、高校を中退していたことを後悔していた。
心から受けたいと思った。

学ぶことを楽しいと思えた

その後、父と話をして、予備校に通うことにした。
中2以来の勉強である。 初めての授業。
もちろん問題が分かるわけがない。中1までの学力しかないから。

それでも新しいことを覚えることが楽しかった。
勉強できることが嬉しかった。
勉強を続けていき、最初の試験。
試験は全8科目、すべて受かれば高卒認定がもらえる。

一気に全部受かる必要はない。
最初の試験では7科目合格できた!
残るは1科目のみ。

大学進学を目指す

残り1科目の受験は半年後。
正直、1科目だけなので合格するだろうなと思っていた。
勉強しながら進路を迷う。

ただ、高卒認定は取れても、自分自体はまだ変わりきっていないと思っていた。
だから、大きく環境を変えたいと思った。
そこで、海外への留学プログラムがある大学を受験することにした。

結果、高卒認定の残り1科目は合格。
大学も留学プログラムが整っている大学への入学も決まった。

すでに22歳。
普通の人なら既に大学を卒業する年齢である。
大学までの残り期間。たくさん勉強をした。
英検2級、漢検準1級取得。
この頃は本当によく勉強をした。
楽しかった。

イギリスでの生活

いよいよ4月。
大学への入学だ。 留学先はイギリス。
入学後2週間後にはイギリスにいた。
イギリスでは寮生活。初めての集団生活。
最初は戸惑いが大きかった。

ここで果たしてうまくやれるのだろうか。。

全身脱毛症へ

留学1ヶ月ですでにストレスは限界を超えていた。
初めての集団生活。誰も知り合いがいない。
今のようにスマホも出る前で日本に電話するにもお金がかかる。

何とか周りに合わせているが、ストレスは限界だ。
異変に気付いたのは寮でシャワーを浴びている時。
なんかいつもよりも毛が抜けるな、と思った。次の日も、その次の日も。。

円形脱毛症がたくさんできていた。
隠すように髪の毛を整えたが、無理があった。
隠していたつもりだったが周りは気付いていたろう。

大きかった友人の一言

誰にも相談せず、抜けることがストレスとなり、さらに脱毛症が進行。
どうやって隠そう。どうやったらバレないかな。
毎日そんなことを思っていた。

とある日、食堂でルームメイトの友人から
「全部剃っちゃえばいいんじゃないですか」と、ふと言われた。
誰にも悩んでいることを言っていないのに。

この一言で吹っ切れた。
翌日。スキンヘッドにした。

やっと得られた開放感

スキンヘッドにしてからは本当に気が楽になった。
最初は不思議な目で見られたが、これがトレードマークとして覚えてもらえるようになった。
いじってもらえて、周りとの関わり合いも大きくなった。

人よりも遅く大学に入った事もあり、兄貴分として慕ってもらえた。
周りに何人か信頼できる友人もできた。

特に「剃ったらどうですか」と言ってくれた友人には、
人生を大きく変えてもらって感謝しかない。
(本人は言ったことを覚えていないそうだが)

その後は順調に

引きこもり時代よりも地獄はない。
そう思って毎日頑張ることができた。
その後は帰国し、順調に単位も獲得。何とか4年で無事卒業。
就職も飲食業の一部上場企業に内定。
長くなるので端折るが、ブラック企業だったため、3か月で退職。
※機会があればまた記載したい。

社会人として成長させてくれた場所

社会人として成長できた場所が前職である。
入社当時は40名ぐらいのまだまだベンチャー企業。
ともに働く先輩たちも尊敬できる人たちが多かった。

入社後、のちの副社長になる方が入社。
社会人として働くということを教えくれた大恩人だ。
曲がったことは大嫌い。誠意をもって対応する。論理的思考法。

何度怒られたことか。
あっという間にマザーズ上場、東証二部、東証一部と乗除市場を鞍替えしてきた。
ビジネスのスピードも学ぶことができた。

この人と出会ったおかげで、この人と一緒に働きたいと思えた。
その結果、8年という長い年月をこの会社で過ごすことができた。

転職

今から半年ほど前に転職をした。
前の会社が嫌いになったわけではない。
結婚して、自分の今後を考え、より成長できる場所を選んだ。

そして今

今は比較的ストレスフリーで仕事をしている。
有難いことに給与も上がっている。

だからこそ言えること

「学校に行かなくちゃいけないのか?」
父となった今、もし自分の息子が同じ状況になったらどう思うか。
心から思う。

「行きたければ行けばいいし、行きたくなければいかなければいい」

無理に押し付ける必要なんてない。
人間、強制されると反発するものだ。
それよりも、自分が何をしたいのか、どうしたいのか、何にワクワクするのか。

それが分かるまで一緒に探し続ければいい。
遠くで見守ってあげればいい。そう思う。

自分自身がまだ人生の通過点。
これが正解だったかだなんて分からないけど、後悔したなとは思っていない。

それが今の答えである。

 

 

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